重さのチョイス
基本的に重さ=水深です。水深5mなら5gというのがフジワラさんの推奨ですが、初心者には軽いブラーは扱いにくいので、10か12gくらいから始めるのがいいでしょう。多少重い物を使ってもブラーの効果にはさほど変化はありません。あまりこだわらずに慣れてきたら軽い物へチャレンジしてみて下さい。着底するまでの時間も長くなり、誘いの効果が一段と大きくなります。ラインは6lbくらいのフロロナイロンがお勧めです、ただしこれも慣れないうちは細いラインが扱いにくいので、ナイロンの10から14lb(2,5〜3,5号くらい)から始めるといいでしょう。
タイプのチョイス
ブラーには大きく分けて『ノーマル』と『キャスティング』の二つのパターンがあります。このほかにも『真鯛』や『ハゼ』、『サーモン』等がありますが、ここでは省略します。管理人の個人的には『キャスティング』はほとんど使いません、底を泳がせるような時に『キャスティング』は縦になって泳ぐのでアピールが強くなります。でもブラーは着水から着底までヒラヒラと揺れながら落下する時が最もアピールしていると勝手に信じていますので、専らノーマルを使用しています。アピールさせたい時はタコベイトをつけることにしています。(下がキャスティング ブラー)
色のチョイス
赤・蛍光赤・金・銀・夜光と5種類あります。基本的にはルアーと同じで朝・夕は金や蛍光赤のアピールカラーを、日中は赤や銀のナチュラルに近い色を。夜は夜光がメインですが、金が強いこともあります。管理人は日中に赤のブラーにパールブラックを塗ったものや、黒のオーロラシートを貼った物を多用して釣果を上げています。フジワラさんでラインナップしてくれないかなー。
タックルのチョイス
2mくらいの投竿を使っても十分楽しめるが、やはりルアーロッドがおもしろい。
初心者の方は7ft前後のシーバスロッドに12lbラインが150mくらい巻けるリール(ダイワで2500番、シマノなら3000番)でいいでしょう。よほど大物がかからない限りこれで十分対応できます。ファイトを楽しみたい方はウルトラライトクラスのシーバスロッドに小型でドラグ性能の優れたリール(ダイワのトーナメントクラスの1500番、シマノならツインパワーやステラSWの1000番等)に4lbくらいのフロロカーボンラインを組み合わせます。トラウトロッドでも代用できますが、万一大物が来た時にロッドを痛めることになりかねないので、パッドパワーに余裕のあるシーバスロッドの方が無難です。バスロッドでも使用できる物が多いです。管理人は最近バス用のベイトタックルを多用しています、飛距離は出ませんが魚がかかってからのパワーがダンチなのですっかりはまってしまいました。
ヒラメの季節には10ftのシーバスロッドに30gのブラーとワームのタックルで岸からガンガン釣っている方もいます、ブラーにやってできないことはありません(なんちゃって)。発想次第で非常に可能性の高い逸品です。

例@ ロッド:ダイワ ネオバーサル702LFS リール:ダイワ エンブレムX2500 ライン:ファメルスーパーソフト12lb
例A ロッド:シマノ トラウトライズ 60UL2 リール:シマノ ステラ1000 ライン:GTR F-Tune FULURO5lb
例B ロッド:ABU スーパーホーネット SPC606MH リール:ABU UC4600C ライン:BLUT 14lb

あまり高価なタックルは必要ありませんが、ロッドはカーボン製(グラスも数〜数十%入ってる)で、『継ぎ』の部分にゆるみの少ない物がいいでしょう。最近は安価で十分使える物が多いです、高い物との違いは『ガイド』がSiCであるかないかと、『軽さ』ではないでしょうか。
実践!ブラー
投げてみよう
タックルが揃ったら早速エサをつけて投げてみましょう、エサは好みに応じていろんなものを使って下さい。管理人はホッケには『サンマ』、カレイには『イソメ』と考えていますが、やはり『イソメ』と『岩虫』が万能でしょう。
着水したら、着底まで油断してはいけません。この数秒の間にヒットする確率がバカにならないのです、ラインの動きに注目して妙な?動きがあったら合わせてみましょう。着底したら3秒ほど待ってリフト&フォールを繰り返します、当然フォール時の当たりには注意しましょう。
これでヒットしなければ底を這うように泳がせます、30cmくらい引いては止め2,3秒待ってからまた引くの繰り返しです、ただし根掛かりが多くなるのである程度のロストは覚悟しなければなりません。
活性が低い時には『投げっぱなし』が有効です、ロッドを何かに立てかけ、ラインを張ったまま様子見です。『投げ』と同じ感覚で竿先がしなるのを待ちます。
先に『ポイントに届けば・・』といいましたが、これもフジワラさんからでている『Lキャッチ』(天秤です)を使って、投げ竿で届かせる方法があることをご存じでしょうか。この時の投げ竿は4.5mのごっついのよりは3.9m程度で錘負荷が20号くらいのしなやかなものを使います。Lキャッチは20号くらいで遊動式でも固定式でもかまいません、Lの部分からラインが30cm程出るようにして、ブラーは5gくらいの物のお好きな色をセットします。飛ぶ格好はあまりよくありませんが、砂地のカレイなんかを狙ってみると面白いように釣れます。エサは切れにくい岩虫をお勧めします。
根掛かりの強いところでは・・・
鮭釣りでは浮きルアーが全盛ですが、ブラーに浮きをつけてみると根掛かりを回避し(もちろん100%ではありません)、以外に誘いの効果もあるものです。ラインにロッドに近い方から『浮き止め(糸でもゴムでも可』、『しもり玉(3mmφくらいの)』、『浮き(中通しが使い勝手がいい)』、『ブラー』の順にセットします。何のことはない、浮き釣りや浮きルアーをやってる方ならすぐわかりますが、全く同じです。浮きは『ん百円』もする高い物である必要はなく、100円前後で売っているもので十分です。大きさは12gのブラーに対して3号程度でいいと思います、引いているうちに浮いてきますし、浮きの沈みで当たりを取るわけではなくロッドに直接当たりを感じますので、結構アバウトにやってます。
浮き下はなるべく底ギリギリに調節して、極めてゆっくり引いてきます。難を言えば空気抵抗が高くなるので飛距離が出ないことです、ただこれも浮かせて使いますので、12〜18g程度の重めのブラーを使い分けて下さい。
ワームをつけてみたら・・・
ワームとの相性は非常にいいのではないかというのが管理人の印象です、実際マルキューの『エコジグ』とほとんど変わらないような気がします。
管理人がワームを使う時はテキサスが多いのですが、ブラーにオフセットフックをつけたのと大差ないような気がしてます。ジグヘッドは安定した美しい姿勢で泳ぐのが特徴ですが、ブラーの場合は対照的にヘッドとなるブラーとワームのテールがダブルで誘いをかけるのではないでしょうか。泳ぐ姿を見ているとシャッド系のワーム(マルキューのグラスミノー等)との相性がいいように感じます。
TOP
ラインのチョイス
はっきり言って細いほどブラーの集魚効果を引き出すことができます、しかし慣れないうちは細いラインは扱いにくく、ブラーに結ぶだけでも切れたりしてしまうので、管理人は8lb(約2号)〜12lb(約3号)のナイロン糸を使うことをお勧めします。同じナイロンでも価格がピンキリですが、高価な物ほど『根ズレ』に強く、同じ太さでも強度が高いようです。でも切れる時は切れますから、安価なラインをこまめに巻き替えていくことをお勧めします、『IGFA class ○○lb』と強度表示されているものがよいでしょう。6lb以下の細いラインの場合は『フロロカーボン』のような『根ズレ』に強いラインの方がいいかもしれません。
ラインの『固さ』もピンキリです、ブラーの動きを最大限に発揮するためにはソフトなラインをお勧めします。
管理人の個人的な好みでは『サンヨー GTR』『YAMATOYO ファメル スーパーソフト』『バリバス スーパーソフト』『YAMATOYO ラグーンソフト』(これは安価でお勧め)等を主に使っています。参考にして下さい。